三浦 幸子

2019年

2019DM

明治時代、当時の上野動物園の延長で動物学者でもあった石川千代松さんは、「ジラフ」を買い付けようとしたところ、現在の価値にしてなんと約1億円。国から支給されていた予算の7倍の額だったそう。そこで石川さんは「中国の霊獣『麒麟』が手に入った!」と国に嘘をつき、強引に買い付け到着したキリンを見て嘘がバレてしまった。
伝説上の神獣の中の麒麟は中国で古くから伝わる瑞獣で性格は温厚、二千年生きると言われており麒麟がいるところには必ずいいことが起こると言い伝えられている。
動物園に来なかった霊獣麒麟・ここ武蔵野の地で野川のせせらぎに耳を傾けギャラリーブロッケンに
一時身を委ねることにしよう。

TOP