2019年

高山八重さんの薔薇


ARTIST HISTORY

1916年(大正5年)京都の呉服問屋にて、森本源治郎の長女として生まれる。

都立第三高女より女子美術学校に進学、油絵を専攻。

東京美術学校学生時代の高山辰雄と出会う。その後結婚。
この時代、夫婦揃って画家になることは社会通念上許されず、八重は絵の道を断念。妻として辰雄を支える道を選ぶ。
しかし、若い頃目指した絵の世界が忘れられず、一女を設け生活が安定したのち、辰雄の留守などわずかな時間を見つけては絵筆を握るようになる。
ひっそりと自室にこもり描いた作品は五百点を超える。(譲渡などにより一部散逸)
しかし八重はその作品を家族以外に見せることは拒否していた。

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